ヨガの起源シリーズ46

【二つの仏教③】



前回のヨガの起源シリーズは…



大乗や小乗に使われる"乗"という文字





この意味は”乗物”という意味がある





そして、この乗物に人をのせて目的地へ運ぶ。





つまり民衆を悟りの道、救いの道へ運ぶ。





そこに乗り物という字を当てはめ





仏教理論や仏説を”大乗”や”小乗”といいます。





こうしたものを突き詰めると一乗になります。





唯一の乗り物ということです。





しかし、逆に分かれていくと2乗や3乗、4乗…となります。





では、なぜ分かれるのでしょうか?





その理由は、善悪、正邪といった価値判断をしてしまったため





また、カテゴライズすることで理解しやすくなるため





このようにしてお釈迦様の教えに色がつき始めたのでした。





そして、最初に白と黒の2色





つまり大乗と小乗の2つに分かれたわけです。





では、今回は小乗という乗物についてみていきたいと思います。





小乗とは、ひと言で言えば「お釈迦様を完全模倣する」です。





お釈迦様を尊崇し、信仰し、行いすべてお釈迦様に学ぶ





お釈迦様の言われなかったこと





お釈迦様が為されなかったこと





そうしたことは一切受け付けない





こうして、言葉から行動のすべてを制限していきました。





こうなると、そこに一つの形式が生じます。





このような意味から言えば小乗はどちらかというと形式を重んじます





それが悪い方向に行けば、形式主義となり形骸化を呼びます。





これが小乗の一つの特徴といえるでしょう。





形式というのも大事な側面だと思います。





ゆえに、形式なんてどうでもいいとは思いません。





宗教でも学業でも、儀式や儀礼をおこなうことで…





ケジメをもったり





モチベーションなどにもつながると思います。





つまり形式がよくないのではなく





形式一辺倒である形式主義がよくないと考えます。





これこそお釈迦様の教えだと思います。





贅沢できらびやかな暮らしでもなく





山に籠って厳しい修行に明け暮れるのでもなく





人としての生活の中で成長する。





つまり中道。





偏ってしまうと物事や思考をおかしな方向に進みます。






そこで大事になってくるのが真理の一つ






「世界は変化でできている」





ということではないかと思います。





諸行無常です。





時代も人も、社会の価値観も移り変わってゆく





変化するのだからこそ、変化にたいして順応する必要があります。





お釈迦様が残した言葉





お釈迦様の行動





これらが大事なのではなく





お釈迦様は、なぜそう言ったのか





お釈迦様は、なぜこういう行動をしたのか





つまり、行動や言葉の背景にあるもの





それは、言語化できるようなものでない場合が多くあります。





だからこそ、受け継ぐのが難しいのだと思います。





しかし、そこにこそ本当の答えがあるわけです。





そうすることで、本当の智恵が自分のものになり





後世に、自身をもって残せる叡智になるのではないかと思います。





現代をみても、形骸化の波にのまれた伝統や宗教は数知れません。





個人レベルでみれば、そうでなはい人も散見されます。





しかし、組織というレベルでは否定できない事実だと思います。





形骸化に陥ると、本末転倒になります。





目的に到達するための手段が、目的と化してしまいます。





そして、本当の目的を忘れてしまうわけです。





そうして、枝葉や末節の事ばかりにこだわり本質を見失う。





結果として、不要なプライドばかり持ち、軋轢や断絶を生んできたのでしょう。





そうなってはいけないということを、お釈迦様が約2500年も前に教えてくれています。





こうした、本質的な智慧を疎かにせず生きてゆかなくてはと思います。





次回は”大乗”について説明したいと思います。






白川紘



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ヨガの起源シリーズをまとめてご覧になれます。

https://www.zeroyoga.info/blog-1

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